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栄叡大師にインタビュー

日本編

代替テキスト
みーちゃん

今日は、栄叡さんにお話を伺います。
それでは、よろしくお願いします。

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栄叡さん

初めまして、栄叡です。
名前が読めないって、よく言われます。
「ようえい」って読みます!

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みーちゃん

失礼ながら、栄叡さんって、あまり有名ではないですよね。
何をされた方なんですか?

代替テキスト
栄叡さん

「あまり」ではないですね、「全く」じゃないですか?

代替テキスト
栄叡さん

私がしたことは、ひと言で言えば、鑑真和上に日本に来てもらえるように努力した、ということですね。

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みーちゃん

鑑真和上と言えば、小学校でも習うほど有名なお坊さんですね。
なぜ、鑑真和上に日本へ来てもらったのですか?

代替テキスト
栄叡さん

まず当時、奈良時代、聖武天皇は、仏教の教えや僧侶たちの知識によって国を治め発展させようとしていました。
そのため仏教寺院や僧侶は、税金や労務を免除されていました。
私も興福寺で、政治、経済、芸術、薬学、外交といった多くの分野を
学びました。

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栄叡さん

これは、興福寺の東金堂と五重塔ですが、明治以前は、この奥にお堂がありそこで学んでいたであろうと言われています。

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みーちゃん

今はもう無いのですね。

代替テキスト
栄叡さん

はい、明治の廃仏毀釈はいぶつきしゃくで除却されたそうです。
話を戻しますが、税金や労務の免除に目を付けた一部の人達が、勝手に僧侶になっていたのです。

代替テキスト
みーちゃん

勝手に僧侶になれるの!?

代替テキスト
栄叡さん

生活に困って僧侶のふりをしているだけですよ。

代替テキスト
栄叡さん

こんな連中ですよ・・・

代替テキスト
みーちゃん

えーーー!!

代替テキスト
栄叡さん

そこで聖武天皇は、正しい仏法を授ける戒師かいしが必要と思い、私と普照に「唐へ行き、戒師を招聘しょうへいせよ。」と命じられたのです。

代替テキスト
みーちゃん

戒師ってなんですか?

代替テキスト
栄叡さん

正式な僧侶になるために、戒を授けることができる僧侶のことですよ。
それが一人や二人では足りないんです。

代替テキスト
みーちゃん

何人いるんですか?

代替テキスト
栄叡さん

三師七証さんししちしょうと言って十人の僧侶が必要なんですよ。

代替テキスト
みーちゃん

そんなにいるの!?
ところで「唐へ行け」と言われてそんなに簡単に行けるものなのですか?

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栄叡さん

簡単ではないですよ、命がけです。遣唐使船に乗っていくことになったのですが、この頃の船は、箱が海に浮かんでいるようなもので、現在のような頑丈な船ではありませんでした。これが復元された遣唐使船です。

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栄叡さん

ちなみに、遣唐使船は、長さ25~30m、幅7~10mで、2本の網代帆があります。
甲板の上に雑居部屋、下に荷室があります。
この大きさで 1隻に150人ぐらい乗るんですよ。
さらに、季節風への知識がない、羅針盤もない、天測だけで判断、天候予測は勘と経験、むしろ、到着するのは奇跡じゃないかと思えるような時代です。順調にいって一週間ぐらいかかります。

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みーちゃん

現代人の感覚からすれば、安全性、確実性、快適性とは無縁・・・私なら逃げる!!

代替テキスト
栄叡さん

逃げちゃダメですよ!

 

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